こんにちは未来へつながる、おかあさん塾
主宰の 青山せつみ です
次期学学習指導要領っていつから?
次期学学習指導要領って
小学校では2020年度、
中学校では2021年度、
高校は2022年度以降から
って知ってました?
私たちが子どもの頃受けた教育と違うって
うすうす皆さん感じていらっしゃると思いますが、違うんです
特に、小学校での英語の教科化や、プログラミング教育の導入が注目されているのはご存知ですよね。
これと同時進行で検討が進んでいるのが、2020年大学入試改革です。
ちょうど現在中学3年生はここにあたります。
私の大学入試は、共通一次から大学入試センター試験に変わった年、あれからうん十年、いよいよ変わります。
うちの息子の学年がそれにあたります。
次期学習指導要領と新大学入試について
次期学習指導要領と新大学入試について ちょっと・・・・
学習指導要領改訂のねらいは、
「知識・技能」
「思考力・判断力・表現力」
「主体性・多様性・協働性」
の三つの要素で構成される
「資質・能力」を育成し、その力を大学入試で問うことで、社会の変化に対応しうる、人材育成につなげていくことです。
そう、学校教育は 人材育成なんです。
いや、家庭教育も人材育成なんですが、学校の場合、いわゆる一般的に言われる、社会=経済活動の一端を担う、人材を養成したいんです。
「活用力」につながる学習を重視
その陰に隠れ、あまり注目されていませんが、実は算数・数学において、ここ数回の学習指導要領の改訂に合わせて、徐々に重要視されてきている学習内容があります。
いわゆる「統計学習」です。なぜ「統計」が注目されているのでしょうか。
それは、統計学習が、「数学的な見方」「考え方」の育成につながりやすいと考えられるからです。
算数・数学の学習指導要領では、子どもたちに身につけさせたい「数学的な見方」「考え方」を次のように説明しています。
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▽数学的な見方=事象を数量や図形及びそれらの関係についての概念等に着目してその特徴や本質を捉えること
▽数学的な考え方=目的に応じて数・式、図、表、グラフ等を活用し、論理的に考え、問題解決の過程を振り返るなどして既習の知識・技能等を関連付けながら統合的・発展的に考えること
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「全国学力・学習状況調査(※全国学力テスト。小6・中3を対象に実施される)」の問題でいえば、
【A問題=主に知識や技能を問う】 よりも
【B問題=知識や技能を実生活に活用する力が問われる】 への対応力を伸ばすことが必要
と考えられているといってよいでしょう。そこでクローズアップされるのが、「統計」です。
仕事や社会生活に数学を活用する場面の一つが「統計」
現代社会には、さまざまな統計データがあふれています。
仕事を進めていくうえで、たとえば顧客動向などのデータを読み取り、その後の展開を考え、実践していくことはもはや欠かせません。
そのため次期学習指導要領にも、「統計的な内容等の改善」として、「社会生活などの様々な場面において、必要なデータを収集して分析し、その傾向を踏まえて課題を解決したり意思決定をしたりすること」という記述が含まれています。
本当の統計学習とは、“統計を学ぶ”のではなく、“統計で考える”こと
算数・数学を学ぶ目的は、単に数学という学問体系の一部を学ぶことだけではなく、そこで学んだ資質・能力を、社会に出てからも「生きて働く力」にすることです。
統計学習においても、平均値などの計算方法を覚えるだけではなく、“統計で考える”力を身につけることが大切なのです。
では“統計で考える”とはどういうことでしょうか。
たとえば、以下の例を考えてみましょう。
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例)テストで平均点以上の点数をとれば、順位は真ん中より上か?
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一瞬、「何が違うの?」と思う方もいるかもしれませんが、極端な例で考えてみるとわかりやすいでしょう。
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●100点、100点、100点、90点、10点だと
90点の人は平均点80点より得点は高いですが、順位は真ん中より下です。
●100点、20点、10点、10点、10点だと
20点の人は順位は真ん中より上ですが,平均点30点より得点は低いです。
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このように、「平均値より高いかどうか」と「順位は真ん中より上かどうか」は一致しないことがあります。つまり、順位を考えたい場合には「平均値」という道具は使ってはいけないのです。 自分が今知りたい情報は何か。その情報を得るためには、どの道具を使うべきか。これらをきちんと筋道を立てて考え、論理的に構築していく力こそが、“統計で考える”力です。いわゆる誇大広告でだまされないためにも、どの数字が必要な情報なのかを見抜き、取捨選択する力を身につける必要があります。
だからこそ、年々、「統計学習」が重要視されるようになってきているのです。
Z会Asteria「数学新系統講座」の統計学習とは?
iPadで学ぶオンライン講座、Z会Asteriaの「数学新系統講座」では、代数、幾何、解析という従来からあった3領域に加えて【統計】を1つの柱としています。
単なる計算問題の練習だけでなく、「なぜその数値を用いたのか」「なぜその公式を用いたのか」「なぜその答えを導いたのか」もしくは「なぜ●●を使うと、行き詰まってしまうのか(答えが導けないのか)」などを日々の学習の中で体験していくことで、“統計で考える”力を身につけることができます。
単なる“計算して終わり”ではなく、その根拠にまで踏み込んだ学習を提供します。
こどもには体験が必要
これまでは、まぁ、言われたことをきちんとやって、集団を乱さない同じくらいの能力のある人材を求めていました。
極端に言えば
異質は許されないし
異議は許されない
決まったことをやればいい
覚えればいい
計算が速くて正確だったらいい
というような・・・いわゆる機械的な人材でよかったんですよね~~
でも、AIの研究・開発によって、そういう人材は、AIにとって代わってしまうわけです。
それでも、現在は昭和生まれのアナログな人間が人口のほとんどを占めているため、まだまだ アナログな対応を企業はしてくれますが・・・
どうでしょう、今後人口減少しデジタルに慣れた人が、人口のほとんどを占めるようになったら、ますます、AI化は進んでいきますよね。
だって、人と人のやりとりなんかいらないんですもの・・・
ということは
ただ覚えるだけ
ただ言われたことをやっているだけ
ただ、学校で習ったことだけやっていたら安心
とか
わたしたちの子ども時代のような
学習方法をさせていたら安心
ていうわけにはいかないのです。
だって、私たち親世代は・・・・・
旧型の教育なんですからね。
英語が小学校に入ってきたとか
プログラミングが・・・とか
ほんとは問題ではなくて
いかに子どもに、自発的な学習意欲を持たせるかなんだとおもいますよね。
英語だって、プログラミングだって、結局、国語や算数みたいな学習のさせ方をしていたら・・・・
どうなるか想像がつきます。
めんどくさく嫌なものになると思います
何を学習するかというより、何をどうやって学習するのか、というところが大切な気がするんです
そして、それらの学習の一番最初が肝心、最初が体験的で面白く、わくわくして、子どもが自発的に学習するような動機づけが必要だと思うのです。
アクティブラーニングとは
話はそれました・・・・
そう、そう・・・
国は国が望んだ人材育成をするために
これまでの学習内容を再整理して、
「主体的・対話的で深い学び」、
という方針が掲げられているわけです。
つまりこれがよく言う・・・
アクティブラーニングですね♪
これね、難しいんですよ。
簡単にアクティブラーニングっていうけれど・・・
だってね、
アクティブにラーニングするには、エビデンスが必要だから、知識と体験が必要になるんです
だから! 私は、幼児期に
歴史人物を覚えたり
地図記号を覚えたり
漢字の部首とか
星座とか覚えなくってもいいっておもうんです。
それよりも、五感を使った体験を、幼児期にはしっかりしておくと、経験と体験と感覚と知識、人とのコミュニケーション力などなどが合わさって、アクティブラーニングに対応できる人材が自然に育つと思うわけです。
自論ですよ。あくまでも、自分がこれまでに出会った子どもたちや、学生のころ(うん十年前)に行っていた野外体験を通して感じる持論でしかないのですが、私は、そう思っています。
学習の基本は 体験から、体験に勝る学習はないっていってもいくらい、その瞬間の人の表情が、生き生きしている瞬間を何回も何回もみてきたんですもん。
自論ですが確信しています。