教育とは何か
教育に関しては、みんながみんな あれこれと持論を 語れる。
これがまた、経済学や法律学 科学や数学 医学なんてものは
みんながみんな持論はそうそう語らない。
恐れく、教育という分野独特のものだと思います。
もしかしたらそれだけ身近で、興味深く関心が高く
自分自身に一番影響が大きく そして ハードルが低いのかもしれません。
かくいう私もです。
一応、教育学 出身ですが。
教員養成ではありません。
教員免許は
なんか一生懸命授業に参加していたら
ついでに取れました。
ほんとついででした
すみません
教育社会学や教育心理学 教育史 が好きで
中でも、教育哲学の授業が大好きでした。
教育とはなにか?と考えることが好きでした。
そう…教育とは、子育てとは 地域とは 学校とは
こうやって皆自由に考えるのです。
大学生でも考えるのです。
私の子供のころは
そして
「私の子どものころは」と
熱心に語ります。
特に、年配の方になればなるほど
この言葉を多く語ります。
皆自由に語ります。
わたしを含めて、
「私の昔の経験」や「私が受けたであろう教育」で
21世紀を生きる子どもたちの教育が
正しく判断されるのか
という視点に
ふと立ち止まって
考えてみたほうがいいんじゃない?って
思うのです。
昔も大事、でも、昔の経験論だけで
これからの教育を 判断していくこと
怖いことではないのかなぁ
子ども一人ひとりの特性や、
能力、そして家庭の環境等々が違いすぎるので
何が正しいのかの判断というものはしにくいような気がします。
でも
教育は大切なんであって…
教育・勉強に必要なもの
教育においてもエビデンスが言われるようになりました。
エビデンスとは「科学的根拠」というものです。
教育にも科学的根拠が必要であるといわれています。
個人の経験を収集して、観察し、検証し、教育の中の科学的根拠があると聞きました。
ふと思い出したものが
「幼児児童生徒は 親の年収や学歴にかかわらず学力が高い」と 言われた
あの調査結果を思い出します。
読書と学力です
読書をすれば学力が高いかっていうと、けしてそう言い切れない部分があるのではないかと思っています。
報道のされ方で、幼児期に読書をしたら学力が高くなるという印象のほうが前面に出ていますが、それだけではないのではないかと思っています。
興味があり、あのデータや研究報告書とうとうを調べて読みました。
すごい量でしたが、とても気になるため調べました。
よくよくデータを見ていくと私の印象ではですよ、
わたしの印象では…
学力の高い子どもは
読書をしてなおかつ体験が豊富だということに行きつきました。
子どもが読書をするような家庭の親は、子どもに対して体験する機会も多く与えているということもわかりました。
博物館や美術館、旅行に行ったりしているんです。
でも、いったからといって賢いわけでもないような気もします。
ということは、親も賢く 子育てをしているってことなんです。
あくまでも私の見解ですよ。
そのデータを私はそう見たというだけのことなんですが…
因果関係より・・・相対的な関係というか…なんか…
でも、読書は学力の基礎をつくる一要因であることは間違いないのです。
もちろん、私の塾でも感じるんですが
国語力のある子どもは読書の習慣があります
しかし、読書の習慣があるからと言って読解力があるかどうかはまた違うんです。
国語力=読解力ではないし
読解力の基礎となるものは
やはり、語彙力なんです
本を読んであげることは贈り物
語彙力がないと、イメージもできませんし理解もできません。
語彙力を小さなころから身に着けるにはどうしたらいいのか…
手っ取り早いのは、本を読むことです。
これらは様々な研究によって読書と学力には因果関係があると証明されてはいます。
でも、子どもにいきなり本を読ませることは不可能です。
まして、親自体は読みもしないのに急に「本を読みなさい!」って言っても、読む癖ができていない子どもからしたら、苦痛でしかないでしょうね。
だから、生まれてすぐのころから、絵本の読み聞かせが大切になってくるのです。
大好きなお父さんお母さんから、本を読んでもらった
という経験が子どもの手に本を取らせます。
そうして、「これ何?」「○○ってどういうこと」
と、聴いて質問して 感じて理解して語彙力を獲得し、増やしていきます。
ただ単に、子どもが本を読んでるから読解力あるわ♪では、ちょっと惜しい感じですね。
実際に、本を読んでいる子どもが全然読解力ない子がいますもん♪
よんではいるけれど、理解せずに、ただ流し読みしている言葉を流す。
賢い子に育てたかったら、子育ての初期つまり、3歳までのところで、親も賢く子育てをしておけばいいのです。
学力の基礎となるものを、歳までにつけてあげることが、子どもへの最高のプレゼントかもしれませんよね。